こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。
毎日変わらないように見える肌も、ニキビができたり、乾燥しやすくなったり、かゆみやピリピリ感を感じたりと、肌が敏感になることがありますよね。
今回は敏感肌の症状や主な原因、敏感肌を改善するための対策方法についてご紹介します。
今回紹介するのは下記の3つです。
- 敏感肌とはどのような状態か
- 敏感肌の原因
- 敏感肌のセルフケア方法
敏感肌とはどのような症状?
「敏感肌」とは、明確な定義はないそうなのですが、一般的には「肌がさまざまな刺激に対して敏感になっている状態」のことです。
敏感肌=顔のことを思い浮かべる場合が多いですが、頭皮や手足、背中など、顔以外の部位でも敏感肌になることがあります。
例えば頭皮が敏感肌になった場合は、乾燥してフケが増えたり、シャンプーや整髪料がしみたりといった症状が考えられます。
敏感肌の症状には個人差がありますが、主に下記のような症状が起こりやすくなります。
- 肌がカサカサ乾燥して、かゆくなりやすい。
- 化粧水などでヒリヒリしみることがある。
- 湿疹やかぶれ、赤みができやすい。
- ニキビ・吹き出物ができやすい。
敏感肌になる原因
敏感肌に関係する0.02mmの角質層
人間の皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の三層構造。
もっとも外側にある「表皮」は、紫外線やウイルスといった異物や外部刺激から、体を守る役割を持っています。
表皮の中でも一番外側にあるのが0.02mmの非常に薄い角質層。
肌の水分をキープする役割と、外部からの刺激を防ぐバリアの役割を兼ね備えています。
角質層の中で水分を保っているのは、皮脂やアミノ酸などの「天然保湿因子(NMF)」、細胞の間を満たして細胞を結び付けているセラミド・脂肪酸などの「細胞間脂質」。
しかし、様々な理由により角質層の構造が崩れてしまうことで肌のバリア機能が弱まってしまい、通常の健康な肌では刺激とは感じないような化粧品やほこり・花粉、紫外線などにも敏感に反応しやすくなってしまうのです。
敏感肌の主な原因
敏感肌になってしまう原因はどれか1つだけでなく、複数が絡み合って発生してしまうこともあります。
乾燥
空気の乾燥している冬や、夏のエアコン等、一年を通して肌が乾燥してしまう原因は多岐にわたります。
季節の変わり目も肌の乾燥に要注意。
例えば寒くて肌が乾燥し、バリア機能が低下した状態で、春の花粉・紫外線などの刺激が加わることで、お肌が不安定になってしまうこともあります。
加齢
歳を重ねることで、人間の表皮・真皮がどんどん薄くなり、肌の弾力が失われるとともに、紫外線に対して防御する力も減少していきます。そのため、若い頃のお肌を比べて、ちょっとした刺激でもダメージを受けやすくなってしまいます。
不適切なスキンケア方法
自分のお肌にあわない化粧品やシャンプー等を使い続けたり、UVケアをせずに紫外線を浴びることで皮膚がダメージを受け、敏感肌になることもあります。
また、顔や体を洗うときに、ゴシゴシこすりすぎてしまうことで角質層を傷付けてしまうことも。
体質・ストレス
もともとアレルギー体質であったり、肌が弱かったりする場合もあります。
また、精神的なストレスから敏感肌になることもあります。
敏感肌になったときのセルフケア方法
毎日のスキンケアを見直す
皮膚のバリア機能をできるだけ整えて、肌荒れの症状をやわらげるように、毎日のスキンケアを見直します。
低刺激な化粧品を使う
洗浄力が強い製品の中には皮脂を取りすぎてしまうものもあるので、洗顔料やシャンプー、ボディーソープなどは、おだやかな洗浄成分のものを選ぶのがおすすめです。
お風呂上りや洗顔後のケアも、できるだけ刺激の強い化粧品を避けて、低刺激タイプの基礎化粧品で、肌にうるおいがキープされるようなものを選びましょう。
肌のケアをするための商品を選ぶには、下記の3点がポイントです。
選ぶポイント
- 「アミノ酸」や「セラミド」など、肌の天然保湿成分や細胞間脂質などをカバーしてくれる保湿効果の高い化粧品を選ぶ。
- 肌のターンオーバーが整うまで、用法・用量を守って正しくケアを続ける。
- 皮脂を取り過ぎないおだやかな洗浄成分のものを選ぶ。
肌の状態は人それぞれなので、成分にこだわった化粧品の場合でも肌荒れになってしまうことがあります。可能な場合は、使い始める前にはサンプルやトライアルセットを活用したりして、自分の肌に合うかチェックするのがおすすめです。
通常、健康な肌は新陳代謝を繰り返し、約1.5ヶ月で細胞が入れ替わると言われています。
ところが年齢を重ねたり、精神的なストレス等が原因で肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、肌のキメが荒くなったり、セラミド等の細胞間脂質が減ってしまったりすることがあります。
敏感肌を改善するためには、肌の新陳代謝がよくなるように改善したり、日ごろからストレスをためないようにすることも大切です。
入浴・洗顔を見直す
肌についた汚れや刺激になってしまうので、毎日の洗顔や入浴で落とすことが大切ですが、強くこすったり熱すぎるお湯で洗うことで、さらに乾燥がすすんで悪化してしまうこともあります。
洗顔は朝・夜の1日2回にとどめ、洗顔料をたっぷり泡立てて肌の上をころがすように、やさしく洗うようにします。
また、入浴・洗顔後は皮脂がとれて乾燥しやすい状態になっているので、すぐに保湿ケアをするようにしてください。
入浴・洗顔のコツ
- 肌をゴシゴシこすりすぎない。手を使ったり、やわらかいスポンジ等で洗うのもおすすめ。
- 洗顔料や石けん等はよく泡立てて使う。
- お湯は40度を超えないぬるめのものがおすすめ。
- 保湿効果がある入浴剤を活用する。
- 入浴・洗顔後はすぐに保湿ケアをする。
生活習慣を見直す
お肌を整えるためには、食事や運動、睡眠などの内側からのケアも大切です。
バランスのよい食事を1日3食心がけ、特に肌の細胞を作るたんぱく質や、免疫を高めるビタミンC、新陳代謝を促すビタミンA、皮膚を保護するビタミンB2・B6などは積極的に取り入れたい栄養素。野菜や果物も取り入れるようにするのがおすすめです。
- タンパク質:肉、魚、豆類など
- ビタミンC:ブロッコリー、キウイフルーツ、柑橘類、いちごなど
- ビタミンA:牛レバー、うなぎ、にんじんなど
- ビタミンB2・B6:納豆、アボカド、卵、バターなど
また、紫外線を防ぐUVケアは、一年を通して必須。
日焼け止めや日傘、帽子などを活用し、外出時にはUVケアを忘れずに心がけるようにしてください。
注意したいもの
- たばこ
ビタミンCを破壊すると言われています。できれば禁煙を。 - エアコン
乾燥しやすいときは加湿器やミスト化粧水を使って肌に保湿ケア。 - 睡眠
ノンレム睡眠時に分泌される成長ホルモンが、細胞の修復に関わっていると言われています。規則正しい生活を心がけましょう。 - 紫外線
一年を通してUVケアする。 - 食事
3食バランスよく。
まとめ
敏感肌を予防するためには乾燥を防ぎ、低刺激な化粧品などでしっかり保湿ケアをしてあげることが大切です。
- 敏感肌は、肌が様々な刺激に対して敏感になっている状態。
- 敏感肌になる原因は、乾燥・加齢・スキンケア方法などによって、角質層のバリア機能が弱まってしまったため。
- 敏感肌は肌にやさしい化粧品を活用したり、洗顔・入浴方法、生活習慣を見直すことでセルフケアできる。
今回は自宅でできるセルフケア方法を中心にご紹介していますが、我慢できないほどの激しい痒みが続いている場合や、全身に痒みがある場合などは、アトピー性皮膚炎や皮膚以外の病気も考えられます。
特にかゆみによるかきむしりがある場合は、なかなかセルフケアだけで治すのは難しいです。
困ったときには医療機関を受診するようにしてみてください。
“敏感肌の原因|くすりと健康の情報局”,<https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/18_binkanhada/>2021年8月13日アクセス.
“これって敏感肌?症状や原因、肌にゆらぎを感じたときの対処法|医肌研究所”,<https://medical.shiseido.co.jp/ihada-lab/article/ih30.html>2021年8月13日アクセス.
こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。 敏感肌さんが化粧品を選ぶときに特に注意しているのが「化粧品を使って肌荒れにならないかどうか」ではないかと思います。 合わない化粧品を使うと、なんだか肌が[…]