こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。
ベビーパウダーといえば、汗をかきやすい赤ちゃんのあせも対策や、オムツによるかぶれを予防するために使われるのが一般的。
お店でもベビー用品コーナーに並べられていることが多く、「ベビーパウダー=赤ちゃんのためだけのもの」と思っている方も多いのではないかと思います。
しかしながら、実はベビーパウダーは大人のスキンケアアイテムとしても有能で、プチプラで手に入りやすく、メイク崩れを防げたりと使い方も多岐にわたります!
今回は今日からすぐに使えるベビーパウダーの使い方や活用方法について紹介します。
ベビーパウダーとは?
主にあせも・湿疹を予防する便利なパウダー
ベビーパウダーは、主にあせもや皮膚のただれを防止するために作られた粉末のこと。
赤ちゃんに使用することが多いため「ベビーパウダー」と名付けられました。
赤ちゃんは体温の調節が未熟で、たくさん動くので汗かきです。
そのため、お風呂上りや、おしりをふいた後などに、首や腕のくびれ、おしり、背中などにベビーパウダーをつけて、汗疹・おむつかぶれ・股ずれを防ぎます。
商品名は「ベビーパウダー」となっていますが、もちろん大人も使える一品で、汗を描きやすい季節にオススメです。
ベビーパウダーの主な成分
ベビーパウダーに使われている主な成分としてタルクとコーンスターチがあります。
タルク(滑石)は鉱物を粉砕した粉末で、ファンデーション等のメイク用品に使われることもあります。
肌につけたときに余分な水分を吸い上げ、肌をサラサラに保つ効果が見込めます。
コーンスターチは料理に使われることも多い、トウモロコシのデンプンから作られた粉末。
吸水性に優れており、逆に乾きすぎたときには水分を放出して、肌の水分を適度に保つ効果が見込めます。
1987年(昭和62年)に、ベビーパウダーに使用されていたタルクに、発がん性物質「アスベスト(石綿)」が混入していたということがありました。
「都サイトや厚生労働省資料によると1986~7年、ベビーパウダーなどの原料に使われていたタルクに不純物としてアスベストが混入した事例が報じられた。旧労働省の産業医学総合研究所が市販ベビーパウダーを調査したところ、一部製品からアスベストが検出され、旧厚生省が87年11月、アスベストの混入が認められないことが確認された原料を使うよう定めた「ベビーパウダーの品質確保について」の通達を出した。2006年にはベビーパウダー以外にも対象を広げた。
厚労省に確認したところ、20年5月25日午前の回答で、1986~7年の事案以降は、ベビーパウダーの原料へのアスベスト混入の国内事例は報告されていない、とのことだった。」
引用:「タルク」使うベビーパウダー、国内では販売継続 J&J日本法人「安全性に確固たる自信」|J-CASTニュース, 2021年8月11日アクセス.
現在では厚生労働省の基準が厳格化され、ベビーパウダーやその他メイク用品に使用されているタルクはすべて検査を行い、アスベストが検出されないものを使用するよう義務付けられており、安全なタルクを使った商品だけが流通しているそうです。
ベビーパウダーの種類
ルースタイプ
ベビーパウダーといえば思い浮かべる方も多いのが、粉末状のまま容器に入っている「ルースタイプ」。
容量が多くたくさん使えるのが特徴で、コスパがよいベビーパウダーです。
ただしフタの開け閉めなどで粉が舞いやすいので、粉を吸い込みやすかったり、周囲にベビーパウダーが飛び散りやすいというデメリットも。
プレスドタイプ
固形になっているベビーパウダー「プレスドタイプ」。
パウダーの飛び散りが少ないので、携帯して使いたいときにも便利なタイプ。
使いたいところに適量つけることができるので、メイク用としても使いたいときには、このタイプがおすすめ。
逆に全身に使いたいときには不向きです。
シェーカータイプ
ルースタイプのベビーパウダーを使いたい分量だけ取り出せる、シェーカー型の容器に入っているベビーパウダー「シェーカータイプ」。
振って手に出すので、衛生的に使うことができ、携帯して持ち運びたいときにもコンパクトで便利です。
ベビーパウダーの効果・活用法
体のあせも防止に
汗や皮脂を吸着してくれるベビーパウダーは、汗を吸収してサラッとしたお肌をキープ。
赤ちゃんだけでなく、大人のあせも予防として優秀です。
靴を履く前に素足につければムレ・摩擦を軽減して靴擦れを防止してくれる効果も。
制汗剤として
脇・うなじなどの汗をかきやすかったり、蒸れやすかったりする部分につけておくことで、汗じみや汗の臭いを軽減させてくれる効果が見込めます。
ファンデーション・フィニッシュパウダーの代わりに
化粧下地の上からベビーパウダーをはたけば、ファンデーションの代わりに。
また、ファンデーションの上から重ねてフィニッシュパウダーとして使うこともできます。
ファンデーションがお肌に合わない敏感肌の方や、肌を休ませてあげたいとき、休日のメイク用としてもおすすめ。
つけすぎると白浮きしてしまうので、つけるときは少量ずつ様子をみながら。
また、ベビーパウダー自体にカバー力がないので、クマやシミ等を隠したいときには別途コンシーラー等と併用を。
顔のべたつき・テカリを予防して化粧崩れを防止
メイクにベビーパウダーを重ねることで、べたつき・テカリを予防して、マットな仕上がりに。
また、油分が出にくくなるのでメイク崩れも防止できます。
髪の毛のサラサラをキープ!ドライシャンプーの代わりにも
髪の毛にベビーパウダーをなじませてもみこむことで、汗でぺったんこになってしまった前髪も、べたつきを抑えてサラッとした髪の毛に復活!
また、体調が悪いときや災害時などのシャワーを浴びられないときは、ドライシャンプーのように使うこともできます。
白く粉っぽくなってしまったときは、ブラシ等でとかしてなじませることで自然な仕上がりになります。
服の襟汚れを防止
ベビーパウダーを乾いた服の襟にはたくことで布に皮脂がつきにくくなり、襟汚れを防止する効果が見込めます。
ベビーパウダーを使うときの注意点
お肌にやさしいベビーパウダーですが、誤った使い方をするとお肌に悪影響を与えてしまうこともあります。
つける前は肌を清潔に
ベビーパウダーはお風呂上り等、肌が清潔な状態でつけるようにしましょう。
汗をかいたときにそのまま直接つけてしまうと、雑菌の繁殖につながる可能性もあります。
汗をかいたらシャワーを浴びたり、汗や汚れをふき取ったりして、肌を一度清潔な状態にしてからベビーパウダーをつけるようにしてください。
ベビーパウダーをつけすぎない
ベビーパウダーは汗や皮脂を吸着してくれますが、つけすぎることで逆に毛穴が詰まってしまうことも。
また、つけすぎることで少量の汗でも吸着して、皮膚が乾燥しやすくなってしまうこともあります。
余分な汗・皮脂を抑えるイメージで、つけすぎないよう少量ずつ使ってみるようにしてみてください。
使用後はきちんと洗い流す
肌への負担が少ないベビーパウダーですが、放置しておくと毛穴詰まりなどの肌荒れを引き起こしてしまうことがあります。
洗顔料などを使って落とし、肌を清潔に保つようにしましょう。
まとめ
大人でも活用できるベビーパウダーの魅力や使い方について、下記の6種類の使い方をご紹介しました。
- 体のあせも防止に
- 制汗剤として
- ファンデーション・フィニッシュパウダーの代わりに
- 顔のべたつき・テカリを予防して化粧崩れを防止
- 髪の毛のサラサラをキープ!ドライシャンプーの代わりにも
- 服の襟汚れを防止
ベビーパウダーも種類が豊富なので、自分や家族のライフスタイルにあわせて、お肌に合うものを選ぶのがよいと思います。
私自身も首やひじに汗疹ができやすく、和光堂のルースタイプのベビーパウダー(シッカロール)をお風呂上りや朝につけて使っています。
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ルースタイプの方が入っている分量も多くてお手頃価格なので、主に体につけて広範囲に使いたいならルースタイプを、メイク補助に顔につけて使いたいならプレスドタイプのものを選ぶと使いやすいと思います。
“【大人の美容にもおすすめ】ベビーパウダーの効果や使い方!赤ちゃん用だけじゃない魅力を徹底解説|LIPS”,<https://lipscosme.com/articles/3701>2021年8月11日アクセス.
“そんな使い方あったの!?ベビーパウダーの汎用性が高くて最強過ぎた|MAKEY”,<https://makey.asia/column.php?id=4912>2021年8月11日アクセス.