手や顔のカサつきにかゆみ、ヒビ、あかぎれ等々……空気が乾く秋・冬は特に乾燥しがちで、手肌のお悩みは尽きません!なんだったら一年中ハンドクリームが手放せないという方も多いのではないでしょうか。
ところがハンドクリームを使ってもなかなか手荒れが改善しないという場合、ハンドクリームをぬるタイミングや分量が間違っているということも多いのだそう。
今回は保湿効果を高めるハンドクリームの塗り方や、効果的なタイミング、説明書きを読んでもわかりにくいハンドクリームの適量とはどのぐらいなのかについてまとめました。
ハンドクリームの使用量の目安
ハンドクリームの説明書きを見てみると、こんな感じのテキストが書いてあります。
適量をとり、マッサージするようによくなじませます。
これを読んで、みなさんこう思うはず。
ハンドクリームの適量は「人差し指の第一関節」
ハンドクリームの使用量(適量)とは、ワンフィンガーチップユニット(1FTU)が目安。
つまり、大人の人差し指の指先から第一関節までにのる量(およそ0.5グラム、2~3cm程度)。少し多く感じますが、この分量で手のひら2枚分をカバーできます。
分量が少なすぎた場合は、全体に塗りこむことができず、手をこするときの摩擦で逆に肌を炒めてしまう原因に!
それでも乾燥が気になるときには…
人差し指~第一関節分の分量をぬってもまだ乾燥・ごわつきが気になるときには、1回あたりの分量を人差し指~第二関節(3~4cm)ぐらいまで増やしたり、こまめに重ねてつけるのも効果的です。
- ハンドクリームの適量は大人の人差し指の指先から第一関節までにのる分量。
- カサツキが気になる時には大人の人差し指の指先から第二関節まで増やしてみる。
- 小まめな重ね付けも効果的◎
ハンドクリームを塗るタイミング
ハンドクリームを塗るタイミングは、基本的には「乾燥したなと感じたとき」。
特にぬっておきたいタイミングは、洗い物などの水仕事の後や、手を洗ったとき、就寝前などです。
また、ハンドクリームの中には、水仕事の刺激から手を守ってくれる効果があるものも!手荒れが気になる方は、水仕事の前・後の両方でケアしてもよさそうです。
- 水仕事の前後
- 手を洗ったとき
- 就寝前
ハンドクリームの塗り方
普段何気なく塗っているハンドクリームの塗り方も、効果的に使うにはちょっとしたコツがあります。
STEP.1 ハンドクリームを体温であたためる
ハンドクリームを手のひらを重ねて温めることで、油分がとけて伸びと浸透がよくなります。
STEP.2 全体になじませる
こすらないように注意しながら、乾燥しやすい手の甲を中心に、両手にひろげて全体にやさしくなじませていきます。
STEP.3 マッサージで血行促進
全体に良くなじんだら、指から爪までクリームが行きわたるように両手を組み合わせて動かします。
さらに、指先をマッサージするように一本一本なじませて、爪のまわりもしっかり塗りこみます。
こうすることで血行がよくなり、ささくれ等も予防できるのだそう。
STEP.4 気になるところは重ね付けする
こうして塗りこんでもまだ乾燥しているところがあれば、二度塗りでさらに重ね付けします。
- ハンドクリームを体温であたためる
- 全体になじませる
- マッサージで血行促進
- 気になるところは重ね付けする
ハンドクリームをより効果的に使うには
そのまま使っても手荒れを防いでくれるハンドクリームですが、より成分を浸透させてくれるこんな使い方もあります。
塗る前に化粧水を使う
ハンドクリームを塗る前に化粧水でいったん保湿ケアをすることで、手肌に水分を閉じ込めて、ハンドクリームの成分が浸透しやすくなります。
ハンドクリームの後に手袋をはめる
より集中ケアをしたい夜には、就寝前にハンドクリームを塗った後、綿か絹の手袋をはめて寝るのがおすすめ。手袋をすることでハンドクリームの効果が長持ちしやすくなります。
- 塗る前に化粧水を使う
- ハンドクリームの後に手袋をはめる
ハンドクリームは顔に使っても良い?
手に使うのが一般的なハンドクリームですが、顔に使うという方もいらっしゃいます。
実はハンドクリームとフェイスクリーム、ボディクリームには大きな区別があるわけではなく、「成分に○○が入っているからハンドクリーム」というものではないんだそう。
そのためハンドクリームを顔や体に使ったり、逆にフェイスクリームを手にぬることは問題ないともいえるのですが、ハンドクリームを顔に使う際には注意点もあります。
ハンドクリームの方が刺激が強い
ハンドクリームには、手をしっかり保湿するために「油分」や「尿素」が使われていることがあります。
また、手よりも顔の方が繊細で荒れやすいため、ハンドクリームにはフェイスクリームよりも安価で刺激が強めの成分が使われていることもしばしば。
そのため、ハンドクリームとして使うには問題ないけれど、顔に使うと炎症や肌荒れを引き起こしてしまうということも……。
薄付けが基本で尿素入りは使わない
それでも、お気に入りのハンドクリームを顔にも使ってみたいという方もいらっしゃるはず。
まずはハンドクリームの成分を見て、「尿素」が入っているものは避け、顔には薄くつけるようにしてみてください。
商品によっては「顔には使わないでください」「全身に使えます」といった注意書きが書かれているものもあります。
手荒れの原因と防ぐポイント
主な手荒れの原因は、洗い物に使う洗剤などの化学物質や、水・お湯といった刺激。
そのため、仕事や家事で水仕事をする人ほど手荒れしやすいのだそう。
食器洗いやふろ掃除は低刺激の洗剤で
肌が荒れやすい方におすすめなのが、食器洗いをするときには洗剤を低刺激のものに変えてみたり、洗剤の原液を薄めたものをスポンジで泡立てて使う方法です。
また、洗い物・ふろ掃除の際にはゴム手袋を使うのも効果的なんだそう。
意外と肌荒れ!洗濯物たたみ
意外と手荒れしてしまう原因になるのが、洗濯物たたみ。
洗濯物が指先の油分や水分を吸収してしまうので、指先が荒れてしまうんだとか!
手荒れがひどいときには、洗濯物をたたむときにも綿や絹の手袋をはめて作業するのがおすすめです。
- 洗剤を低刺激のものに変えてみる
- 食器洗いは洗剤の原液を薄めてしっかり泡立てて使う
- 洗い物・ふろ掃除の際にはゴム手袋を使う
- 洗濯物をたたむときには綿・絹の手袋を使う
まとめ
ハンドクリームを塗るのは乾燥を感じたときですが、乾燥を感じる前にしっかりケアしてあげる習慣をつけることで、手荒れ予防効果が高まりそう。
そのためにも、リビングや寝室、オフィス等、ハンドクリームを常に常備し、気が付いたときにすぐに塗れる環境を整えておくのは大切です。
私自身ハンドクリームはこまめに使っているつもりでしたが、普段ぬっていた分量が適量の半分で、全然足りてないなと気付けました。
最近は手荒れも悪化しているので、分量を増やして、しっかりケアしていきたいです!
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