生理(月経)中に気になるデリケートゾーンのかゆみ。
私自身肌が敏感なこともあり、仕事中にかゆみを我慢したり、こまめにナプキンを取り替えたりして対策をとったりしてきました。
使い方が悪いとすぐにかぶれたり、かゆみが出やすかったりすることもあり、毎回どうすれば快適に過ごせるか悩むことが多いです。
そこで、本記事では敏感肌でアトピー性皮膚炎持ちの私が「なぜ生理中はかゆみが起きやすいのか?」また、「陰部がかゆいときの対処法はどうすればよいのか?」について調べてみました。
この記事では主に下記の3点について紹介しています。
- なぜ生理中にかゆみが起きやすいのか?
- 生理中にかぶれてしまった場合の対処法
- 生理中のかぶれ予防方法
なぜ生理中にかゆみが起きやすいのか?
生理中の症状は人によって様々だと思いますが、私の場合はほぼ毎回、生理前から生理中にかけて、デリケートゾーンがかゆくなります。
ナプキンが直接触れる外陰部以外に、おしりや太ももの付け根もかゆくなることが多く、仕事中にかゆくなると本当につらいです……!
生理中のかゆみやムレの主な原因は、ナプキン等の生理用品なんだそう。
もともとデリケートゾーン周辺の皮膚は、体のほかの部分と比べて薄くて刺激に弱く、非常に敏感です。
ナプキンをあてると皮膚が湿った状態が続き、さらに吸収されずに残った経血や汗が肌を刺激することで蒸れやすくなり、かぶれてしまうのだそうです。
また、お肌が乾燥している場合は、歩いたりして活動したときにナプキンとの摩擦で皮膚がこすれてかぶれてしまう場合も。
また、ナプキン以外の要因として、カンジダなど病気が原因で強いかゆみが出ることもあります。生理が終わっても症状が続く場合は、婦人科・皮膚科で相談するとよいそうです。
生理中にかぶれてしまった場合はどうすればよい?
生理中にお肌がかぶれてしまったときの改善方法について紹介します。
かゆみがある部分に薬を塗る
かゆみやかぶれがつらいときには、一旦薬を使って抑えるのも選択肢。
かゆみやかぶれが出てしまった部分をお湯で優しく洗って清潔にし、乾いたら薬を塗ります。
デリケートゾーン用の市販の治療薬も販売されてしますが、市販薬を塗っても改善しないときや、強いかゆみがあるときは早めに婦人科や皮膚科を受診するのがおすすめです。
こまめにナプキンを交換する
ナプキンはこまめに交換して、経血がついた状態のナプキンがお肌に密着する時間をできるだけ少なくするようにします。
ナプキンを交換する前に、シャワーや温水洗浄便座のビデ機能で外陰部についた経血を洗い流したり、刺激の少ないウェットティッシュや清浄綿で外陰部をやさしくふきとり清潔に保つと効果的。
入浴の際にやさしく洗って清潔に
かぶれているときのデリケートゾーンは、石鹸を使わず、お湯で洗い流すのがいちばん良いそうです。
また、お肌を刺激しないようゴシゴシこすらず、やさしく洗うようにします。
生理中のかぶれを予防するには?
陰部がかぶれないように、生理中のかぶれ予防のポイントを紹介します。
自分のお肌に合ったナプキンを選ぶ
かゆみやかぶれが出やすい方は、ナプキンの素材を重視!
なめらかな肌触りで刺激性が少ないタイプを選ぶのがおすすめです。
また、化学繊維(塩化ビニル)ではなく、コットンタイプの方が肌あたりはやさしくなります。
肌に合う素材のナプキンが見つからないときは、タンポンや月経カップといった別の生理用品を試してみてもよいかもしれません。
ナプキンはこまめに交換、保湿するのもおすすめ
お肌に合ったナプキンでも、経血がついたナプキンを交換せずにつけつづけていると、お肌は荒れてしまいます。
生理中はナプキンをこまめにかえましょう。
経血の量が少なくても、2~3時間に1回を目安に交換するとよいそうです。
また、乾燥によるかぶれを防ぐために、デリケートゾーン周辺に低刺激性のクリームを塗るなど保湿ケアがおすすめ。
デリケートゾーンは清潔に、通気性もよくする
かゆみやかぶれを防ぐには、デリケートゾーンを清潔に保ち、通気性をよくするのが基本。
毎日お風呂でやさしく洗い、清潔にするよう心がけてみてください。
特に夏場やストッキングをはいているときは蒸れやすくなるので、生理中は通気性のよい服装に変更するのも選択肢。
体調管理も万全に
一般的に、体の抵抗力が落ちていると皮膚も弱くなり、肌荒れしやすくなるのだそう。
特に生理中はエネルギーを必要とする時期なので、バランスの良い食事をとり、睡眠時間はしっかり確保しましょう。
おりものに異常がある場合は病院を受診
生理中以外でも、デリケートゾーンにかゆみやかぶれが出ることは多いです。
かゆみ・かぶれに加えて、おりものに異常がある場合は病気が隠れている場合もありますので、婦人科の受診がおすすめです。
注意したい症状の例
- カンジダ膣炎
…膣内~外陰部まで強いかゆみ+白くぽろぽろしたおりもの - トリコモナス膣炎
…外陰部に強いかゆみ+濃い黄色や緑っぽいおりもの。細かいアワが混じることもある。 - 毛ジラミ
…強いかゆみ+陰毛の根元に灰白色のフケ - かいせん
…強いかゆみ+米粒大の赤いポツポツ
かゆみがかぶれに加え、出血や下腹部痛がある場合は、子宮頚管ポリープ、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がん、卵管がん、卵巣がん、腟がんなどの大きな病気が隠れている可能性もあるそうです。
まとめ
- 自分のお肌に合った生理用品を使う。
- ナプキンはこまめに交換する。
- 入浴中はやさしく洗い、お肌を清潔に保つ。
- 規則正しい生活で体調を整える。
- 我慢できない強いかゆみや、かゆみ以外にも気になる症状がある場合は、早めに病院を受診する。
私自身ナプキンはできるだけ交換したりして気を付けてはいるもののかゆくなってしまうことが多く、特に外出中などにかゆみが出てしまうと本当につらいです。
強いかゆみに悩んで皮膚科も婦人科もどちらも受診したことがありますが、とりあえずかぶれ・ムレによるかゆみの可能性が高い場合は、皮膚科でまとめて塗り薬をもらうと通院の手間が減るので便利でした。
逆にかゆみ以外にも気になる症状がある場合は、内視鏡検査等もできる婦人科の方がよい気がします。
私がよくやっている自宅でかゆみが出てしまったときの対策は、氷で冷やしたり、好きな動画を見てリラックスしたりすることです。
意識をそらすことでかゆみがやわらぐこともあり、おすすめです。
“生理中のかゆみの原因と対策|エンペキュア”,<https://www.empecid.jp/itch/rash/sanitary/>2025年4月11日アクセス.
“生理中のナプキンかぶれやかゆみでおしりが痛い…その対処法とは|エリエール”,<https://www.elleair.jp/elis/article/useful/202673/>2025年4月11日アクセス.
“生理(月経)のときのかぶれとかゆみ、どうしたらいい?|ソフィ”,<https://www.sofy.jp/ja/advice/during-period/05.html>2025年4月11日アクセス.