こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。
敏感肌さんが化粧品を選ぶときに特に注意しているのが「化粧品を使って肌荒れにならないかどうか」ではないかと思います。
合わない化粧品を使うと、なんだか肌が赤くなったり、かゆみが出たり、ニキビや湿疹になってしまったりと、肌トラブルが辛いですよね。
一般的に化粧品に使われている成分の中には、通常は問題ないけれど敏感肌さんにとっては肌への刺激が強いものもあるのだそうです。
そこで今回は敏感肌さんが商品を選ぶときに、特に避けた方がよいと言われている成分についてまとめました。
今回紹介するのは下記の2つです。
- 化粧品の成分表示ルール
- 敏感肌が気を付けたい成分
化粧品を選ぶときには成分表示をチェック
知っておきたい化粧品の構造
化粧品の90%はベース成分(基材)と呼ばれており、残りの10%が有用成分や防腐剤で構成されています。
- ベース成分
水や保潤剤、界面活性剤など - 有用成分
ヒアルロン酸、ビタミン等
このベース成分と有用成分の比率は、プチプラな化粧品でも高級化粧品でもほぼ変わらないとのことで、ベース成分に使われている保潤剤や、10%に含まれる有用成分の質によって、販売価格に差が出ています。
なかには有用成分の比率が高い化粧品もありますが、どのぐらい配合されているのかは化粧品に書かれていないことの方が多く、消費者側からはどの成分がどのぐらい配合されているのかはわかりません。
成分表の記載ルール
一般的に販売されている化粧品は、「薬事法」によって、配合されているすべての成分の名称を表示することが義務付けられています(全成分表示)。
成分表は化粧品の容器や外箱などに記載されているので、化粧品を選ぶときには、まず成分表を確認してみてください。
成分表示の仕方には、下記のようなルールが定められています。
- 化粧品に含まれるすべての配合成分を記載する。
- 配合量が多い順番で記載する。
- 配合量が1%以下の成分は、順番を定めず記載できる。
- 着色剤については、配合量に関わらず成分表の末尾に順不同でまとめて記載する。
化粧品の90%はベース成分となりますので、化粧品の成分表では最初の方に記載されているのがベース成分となります。
- 水性成分(保潤成分)
水・エタノール、グリセリン、BG、PG、DPGなど - 油性成分
オリーブ果実油、ミネラルオイル、ミツロウなど
敏感肌が気を付けたい化粧品の成分
エタノール
化粧水を中心によく使われている成分の一つ。
アルコールの成分で、蒸発するときに肌表面の水分を奪ってしまうことから、肌が乾燥しやすくなり刺激が強いと言われています。
敏感肌の方はもちろん、乾燥肌の方も注意したい成分。
香料
化粧品に香りをつけるために配合される成分の総称のこと。
合成香料の場合は化学反応を利用して作られます。米国の消費者団体が合成香料に使われている成分を解析したところ、3,000種のうち1,000以上から「懸念ある化学物質」を含んでいたという調査結果もあるのだそう。
日本では規制が進んでいないこともあり、避けておいた方が無難かもしれません。
石油系界面活性剤(合成界面活性剤)
クレンジングや洗顔料に含まれている「合成界面活性剤」。
界面活性剤とは、水と油を混ざりやすくする効果があり、化粧品の成分同士が分離せずにしっかり混ざっているのは界面活性剤のおかげです。
合成界面活性剤は肌のバリア機能を低下させ、刺激が強い成分と言われていますが、界面活性剤なしでは化粧品は作れないので、多くの商品に使われています。
特に気を付けたいのが下記の成分です。
- ラウリル硫酸Na
化粧品に使われる合成界面活性剤のなかでも、洗浄力が強いので最も避けるべき成分。 - ラウレス硫酸Na
ラウリル硫酸ナトリウムを改良し、刺激はやや弱め。ただし、敏感肌には刺激が強いことも。 - オルフィン(C14-C16)スルホン酸Na
ラウレス硫酸ナトリウムの代替品として使われる成分。こちらも敏感肌には刺激が強いことも。 - パレス-3硫酸Na
皮脂を洗い流す力が強いので、肌への刺激になりやすい成分。
防腐剤
防腐剤は、化粧品が腐らないようにするために配合されている成分です。
肌を作るのに必要な細胞を破壊すると言われており、長期的に考えると避けておきたい成分となっています。
気を付けておきたい防腐剤が下記になります。
- パラベン
防腐剤としておなじみで、安全性も防腐剤の中で高め。稀にアレルギー反応が出ることもあり、不安な場合はエチルパラベン、メチルパラベンを選ぶのがおすすめ。 - メチルクロロイソチアゾリノン
殺菌力が高く、敏感肌の方は避けた方がよい成分。 - エチルヘキシルグリセリン
化粧品に高濃度で配合されている場合がありますが、配合量が多いと肌への刺激が強くなるため要注意。
パラベンフリーは安全なの?
化粧品の中には「パラベン不使用」と記載されているものもありますが、パラベンを使わないこと=肌への刺激が少ないというわけではないそうです。
そもそも化粧品は未開封の状態で3年間保存できなければ販売できない仕組みになっているので、パラベン不使用の場合はパラベンの代わりに別の防腐効果がある成分が使われている可能性が高いです。
複数の防腐成分を組み合わせたり、防腐剤の配合濃度が高くなることで、逆に肌への刺激になることもあるので、どのような防腐剤が使われているかをチェックするのがおすすめです。
まとめ
- 化粧品の90%はベース成分で、残り10%が有用成分や防腐剤。
- 化粧品には含まれているすべての配合成分を記載する義務がある。
- 成分表は配合量が多い順番で記載され、1%以下の成分は順不同。着色剤は末尾に記載。
- エタノール
- 香料
- 石油系界面活性剤
(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、オルフィン(C14-C16)スルホン酸Na、パレス-3硫酸Na) - 防腐剤
(パラベン、メチルクロロイソチアゾリノン、エチルヘキシルグリセリン)
肌トラブルを防ぐためには肌にやさしい成分の商品を使うことが大切ですが、肌に合う・合わないはそれぞれの肌質によって異なります。
商品を使ってみて肌に合わないと感じたときには、成分表に多く含まれている成分(成分表の上の方の成分)を書き留めておきましょう。
だんだん自分のお肌に合わない成分を見つけられるようになります。
“あの美容成分が肌トラブルの原因?<美容部員が教えてくれない話①>|PREDELI STYLE”,<https://www.predelistyle.com/beauty/20190816-2314>2021年8月19日アクセス.
“肌への刺激が強い成分まとめ!肌に悪い化粧品を避けたい人必見|美肌everyday”,<https://beauty.jisin.jp/ingredient-timulating-strongly/>2021年8月19日アクセス.
“敏感肌・乾燥肌の保湿の基本|NOV”,<https://noevirgroup.jp/nov/brand/skincare/sensitive-skin04.aspx>2021年8月19日アクセス.
こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。 毎日変わらないように見える肌も、ニキビができたり、乾燥しやすくなったり、かゆみやピリピリ感を感じたりと、肌が敏感になることがありますよね。 今回は敏感肌[…]