こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。
乾燥する季節にお世話になる、ハンドクリームやボディクリーム。
お手頃価格でよく使われているクリームとして「NIVEA(ニベア)クリーム」と「atrix(アトリックス)ハンドクリーム」がありますが、「この2つはどう違うの?」と疑問に感じたことはないですか?
実はどちらも同じ会社から発売されている保湿クリームなのですが、成分や使い方はそれぞれ異なります。
そこで今回は、それぞれのクリームの成分や、効果、使い方などを徹底比較。どのような特徴があるのかそれぞれまとめました。
この記事では主に下記の3点について紹介しています。
- アトリックスハンドクリームの特徴や成分
- ニベアクリームの特徴や成分
- アトリックスとニベアの比較・違い
アトリックス ハンドクリームの特徴
まずは、アトリックス ハンドクリームがどのような商品なのか、簡単にご紹介します。
商品の価格・全成分
商品名 | アトリックスハンドクリーム |
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内容量/参考価格 | チューブ入り:50g / 198円 缶入り:178g / 498円 |
全成分 | 【有効成分】グリチルリチン酸2K、酢酸トコフェロール 【その他の成分】精製水、ソルビトール液、グリセリン、セタノール、ミリスチルアルコール、ステアリン酸ソルビタン、POEラウリルエーテルリン酸Na、ワセリン、ジメチコン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、油溶性カミツレエキス、チューベロースポリサッカライド液、ベタイン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、スクワラン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、エチルヘキサン酸セトステアリル-2、POEセチルエーテル、ステアリルアルコール、コレステロール、ミリスチン酸イソプロピル、エタノール、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン、香料 |
【Point1】「浸透」と「保湿」の2つの働きに着目した「うるおい持続ベール」
アトリックス ハンドクリームでは、「浸透」と「保水」の2つに着目し、浸透・保水成分が配合されています。
浸透保湿成分ベタインが角層の深くまでうるおいを届けて、水分保持成分ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)でしっかり保湿。
その他にもセラミドEをはじめとする潤い成分や、炎症を抑える有効成分グリチルリチン酸2Kを配合。
乾燥や水仕事のダメージから、手肌を守ることに特化したハンドクリームです。
配合されている主な成分
- 浸透性保湿成分:ベタイン
- 水分保持成分:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)
- うるおい成分:セラミドE(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)
- うるおい成分:カモミールエキス(油溶性カミツレエキス)
- うるおい成分:月下香エキス(チューベロースポリサッカライド液)
- 炎症を抑える有効成分:グリチルリチン酸2K
- 肌あれ防止の有効成分:酢酸トコフェロール
【Point2】用途にあわせてバリエーションが豊富
アトリックスは使用目的にあわせて、様々なバリエーションが販売されており、その数なんと11種類!
手が濡れた状態でも使えるアトリックス ハンドミルクや、夜寝る前の保湿ケアに使うアトリックス ビューティーチャージ ナイトリペア、日焼け止め効果もあるアトリックス ビューティーチャージ プレミアムなどなど、手荒れの状態やお悩みにあわせて使い分けができるようになっています。
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ニベアクリームの特徴
続いて、ニベアクリームがどのような商品なのか、簡単にご紹介します。
商品の価格・全成分
商品名 | ニベアクリーム |
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内容量/参考価格 | [中缶]56g / 258円(税込) [大缶]169g / 568円(税込) [チューブ]50g / 268円(税込) |
全成分 | 水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料 |
【Point1】全身に使える保湿クリーム
ニベアクリームは、顔にも体にも使える全身用スキンケアクリームです。
天然の皮脂膜を補う成分としてスクワラン・ホホバオイルが配合されており、肌にうるおいを与えて、保湿に効果が見込めます。
外出前や、洗顔・入浴した後に使用することで、より効果的に使えるそうです。
【Point2】ドイツ発祥の歴史あるクリーム
ニベアクリームは、ドイツ バイヤスドルフ社との技術提携品。
世界で最初のニベアクリームが販売されたのは1911年のことで、「誰にでも買える価格」と「高品質の製品」であることをコンセプトに開発されたクリームなんだそうです。
日本での販売元・ニベア花王では、日本国内で消費者調査を実施し、日本人向けの製品開発を行っているんだそうです。
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アトリックス ハンドクリームとニベアクリームの違い
アトリックスハンドクリームとニベアクリームについて、それぞれの違いを比較していきます。
販売元の違いは?
アトリックスハンドクリーム | ニベアクリーム |
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ニベア花王株式会社 | ニベア花王株式会社 |
販売元はどちらも同じ会社で、ニベア花王株式会社となります。
ただし、ニベアクリームについては、ドイツ バイヤスドルフ社との技術提携品となり、もともとは海外で生まれた保湿クリームです。
使い方の違いは?
アトリックスハンドクリーム | ニベアクリーム |
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手のみ |
手、顔、体など全身 |
アトリックスとニベアで最も大きな違いが「体のどこに使うか」です。
アトリックス ハンドクリームは手専用のハンドクリームなのに対し、ニベアクリームは手はもちろん、顔や体、足など、全身の保湿に使用することができるスキンケアクリームです。
アトリックスは顔にも使える?
では、アトリックスハンドクリームがニベア同様に顔にも使えるのか……というと、ヤフー知恵袋にて花王公式サポートが下記のような回答を掲載しています。
缶のアトリックスハンドクリームを顔にお使いいただいても危険はありません。
ただし、使用感の点で、あまりおすすめはしません。ハンドクリームは、顔に比べて皮膚が厚く皮脂の分泌が活発でない、うるおいの失われがちな手の皮膚のために作られたクリームです。顔にご使用いただく場合には、のびが悪かったり、のばした後の使用感がベタついたりするなど使いにくい点があるかと思います。
人間は顔よりも手の方が皮膚が厚く、一般的にハンドクリームの方が油分が多いことが多いです。
そのためフェイスクリームよりハンドクリームの方が確かに保湿力はあるものの、油分が多すぎることで逆に顔にニキビができやすくなってしまう可能性も。
基本的に、アトリックスはハンドクリームとしての使用に限るのがよさそうです。
見た目や使用感の違いは?
アトリックスハンドクリーム | ニベアクリーム |
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クリームの色味はどちらも白色ですが、ぬったときの使用感は異なります。
アトリックスハンドクリームは、クリームだけれどどこか瑞々しい感じのテクスチャー。
クリームの伸びが良く、最初はややべたつきがありますが、塗りこむと手になじんでべたつきません。
一方、ニベアクリームは、かなりこってりしたクリーミーなテクスチャー。
ぬりこむとしっとりと保湿されている感じがありますが、クリームの伸ばしやすさや、やわらかさはアトリックスの方が良い気がしました。
香りの違いは?
アトリックスハンドクリーム | ニベアクリーム |
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アトリックスハンドクリームは微香性で、香り自体は控えめ。
ほんのり石けんのような香りがあります。
ニベアクリームも石けんのような香りですが、アトリックスより香りが強め。
口コミでは人によっては「香りが苦手」という意見もありました。
今回改めて香りを比べてみたのですが、個人的には香りの強さが違うだけで、ほぼ同じ香りな気がします。
微香なのであまり香りは気になりませんが、ニベアの香りが苦手な方は、もしかしたらアトリックスの香りも苦手かも。
私自身はニベアの香りはやや気になりますが、アトリックスはそれほど強い香りではなかったのであまり気にせず使えました。
成分の違いは?
アトリックスハンドクリーム | ニベアクリーム |
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【有効成分】グリチルリチン酸2K、酢酸トコフェロール 【その他の成分】精製水、ソルビトール液、グリセリン、セタノール、ミリスチルアルコール、ステアリン酸ソルビタン、POEラウリルエーテルリン酸Na、ワセリン、ジメチコン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、油溶性カミツレエキス、チューベロースポリサッカライド液、ベタイン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、スクワラン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、エチルヘキサン酸セトステアリル-2、POEセチルエーテル、ステアリルアルコール、コレステロール、ミリスチン酸イソプロピル、エタノール、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン、香料 |
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料 |
アトリックスでは炎症を抑えるグリチルリチン酸2Kや、肌あれ防止の酢酸トコフェロールといった有効成分が配合されており、手を保湿するだけでなく、手荒れの改善についても考えられている医薬部外品のハンドクリーム。
ニベアでは、あくまで「保湿」に重きが置かれており、スクワランやホホバオイルなど、顔向けのスキンケアに使われる成分が配合されています。
容量・価格の違いは?
アトリックスハンドクリーム | ニベアクリーム |
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[缶]178g [チューブ]50g |
[中缶]56g [大缶]169g [チューブ]50g |
アトリックスではチューブ入りと缶入りの2パターンでしたが、ニベアでは缶入りが中缶、大缶の2種類のサイズが販売されており、チューブ入りを含めて計3パターンありました。
チューブ入りの容量は同じでしたが、缶入りはアトリックスの方が容量が多いです。
価格については販売店舗によって左右される部分が大きいので一概にどちらが安いかは比較しづらいのですが、Amazonで1個あたりの価格を比較してみたところ、アトリックス缶が549.5円、ニベア大缶が501円となりました。
どちらも1gあたり約3円となりますが、ニベアの方がわずかに安いかも……という印象。
大きな違いはありませんでした。
まとめ
- アトリックスとニベアの販売元は同じ会社。
- アトリックスは手専用のハンドクリーム。
ニベアは手以外に顔にも体にも使える全身保湿クリーム。 - アトリックスの方がクリームの伸びが良い。
ニベアはこってりめのクリームでしっとり保湿する印象。 - アトリックスもニベアも石けんのような香り。
香りはニベアの方が強い。 - アトリックスは有効成分が配合されており、医薬部外品。
ニベアは化粧品。 - アトリックスはチューブ、缶の2種類。
ニベアはチューブ、中缶、大缶の3種類。 - 価格はどちらもほぼ同じで、ニベアの方がわずかに安い印象。
今回、アトリックスハンドクリームとニベアクリームを比較してみましたが、一番の大きな違いは「手だけに塗るのか」「全身にも使えるのか」という使い方の違いでした。
価格帯はほぼ同じクリームではあるのですが、手荒れが気になるときやハンドクリームを探しているときにはアトリックスを。
手に限らず、顔や体など乾燥が気になるときにはニベアクリームを活用するとよさそうですね。
アトリックスは手が濡れていても使えるタイプや、手荒れケアに特化したタイプなど種類も多いので、自分の目的に合ったものを選ぶと、より満足度が高くなりそうです。
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