こんにちは。ちょめも管理人のちょんめ(@chonme_jp)です。
近年よく見かける「ノンシリコンシャンプー」という表記。漠然とノンシリコンシャンプー>シリコンシャンプーというイメージが定着していますが、ノンシリコンシャンプーとは何か、どのような特徴があるのかご存知ですか?
今回は今さら聞けない「ノンシリコンシャンプー」と「シリコン入りのシャンプー」の違いについてまとめました。
この記事では主に下記の3点について紹介しています。
- ノンシリコンシャンプーとは何か?
- シリコン・ノンシリコンシャンプーの特徴
- 髪の毛の洗い方
そもそもノンシリコンシャンプーとは?
「ノンシリコンシャンプー」とは、英単語に直すと「non」「silicon」の「shampoo」。
つまり、その名の通り「シリコン」という成分が含まれないシャンプーのことなんです。
シリコンとは?
一般的には「シリコン」と呼ばれていますが、ヘアケア製品や化粧品に使用されている成分は、正式にはシリコーン(silicone)と呼ばれているそうです。
主成分が「ケイ素」の合成樹脂で、ワックスやトリートメントはもちろん、日焼け止めやファンデーションといった化粧品にも使われているコーティング剤です。
植物由来の成分ではないことから警戒している方もいるかもしれませんが、人体への安全性は確認済み。
高温・低温に強く、紫外線で劣化しにくいなど安定性にも優れた成分で、水をはじく、水などと反応しにくいといった、優れた特性を持っています。
シャンプーにシリコンが使用されることが多いのは、指通りをなめらかにして、髪の摩擦やダメージを軽減させるため。
特にヘアダメージが気になる方は、シリコン入りのシャンプーの方がすすぎまでなめらかに洗うことができ、おすすめなんだそうです。
なぜノンシリコンシャンプーが人気になった?
ノンシリコンシャンプーが注目されるようになったのは、近年のオーガニック・自然派志向の高まりを受けてのこと。
また、頭皮のケア(スカルプケア)が注目されるようになったことから、ノンシリコンシャンプーで洗い流した時のサッパリ感を好む人が増えたことも理由のひとつなんだとか。
シリコン・ノンシリコンシャンプーのよくある疑問
シリコンが毛穴に入ることがあったとしても、一時的なもの。基本的にはすぐに頭皮から流れ出たり、 シャワーで流す時に洗い流されてしまうので、問題ないそう。
「ノンシリコンだから良い」「シリコンだから詰まりやすい」というものではなく、そもそも洗髪時に地肌がきちんと洗えていなかったり、シャンプーのすすぎ残しがある方が、頭皮には悪影響!
シリコンは髪をしっとりまとまりやすくしてくれる成分。そのためノンシリコンシャンプーだと、まとまりにくかったり、きしみやすかったりする感想を持つ方も。
ただし、ノンシリコンシャンプーも商品の品質によって差があり、きしみにくい商品も。
一般的には、さらっとした軽い仕上がりがノンシリコンシャンプーの特徴です。
ノンシリコンシャンプーのメリット
ノンシリコンシャンプーのメリットはどのようなものがあるのかまとめました。
髪の毛がサラサラとした仕上がりになる
髪の毛をまとまりやすくしてくれるシリコンが含まれていない分、ノンシリコンシャンプーは髪の毛がサラサラとした軽い仕上がりになるのが特徴。
ふんわりボリュームが出る
髪がふんわりと軽い仕上がりにり、ボリュームが出やすくなります。
髪の毛がぺたんとなりがち、髪が細くボリュームが出ないという方には特におすすめ。
- サラッとした軽い仕上がりが好き。
- 髪にボリュームが欲しい方・ペタンコになりやすい方。
- 自然派・オーガニックコスメが好き。
シリコンシャンプーのメリット
シリコンシャンプーのメリットはどのようなものがあるのかまとめました。
髪の毛がしっとりとした仕上がりになる
シリコン入りのシャンプーでは、シリコンが髪をコーティングすることで、しっとりと指通りの良い髪に。
しっとりとまとまりやすい髪の毛に導いてくれます。
指通りスムーズでダメージヘアにもおすすめ
髪の毛が絡まったり、ブラッシングなどの摩擦から髪を守ってくれるので、スムーズな指通りに。
シリコンには髪の表面を整える効果も見込めるので、カラーリングやパーマ、アイロンなどで傷んだ髪の毛にツヤを出してくれる効果も見込めます。
- ツヤがある、まとまりのある仕上がりが好き。
- 髪の毛の分量が多い方・広がりやすい方。
- ダメージヘアに悩んでいる方。
- 髪の毛の摩擦やドライヤーの熱から髪を保護したい。
正しいシャンプーの方法
せっかく高品質なシャンプーを使っていても、やり方が間違っているとうまく効果が得られないことも……。
そこで、正しいシャンプーの基本についても紹介します。
STEP.1 お風呂の前にブラッシング
お風呂に入る前には、必ずドライヘアでブラッシングを。
シャンプーの前に髪の毛をヘアブラシでとくことで頭皮の汚れが浮いて、シャワーで落としやすくなるのだそう。
STEP.2 お湯で汚れを洗い流す(予洗い)
髪の毛をシャワーのお湯でしっかり洗い、頭皮の汚れ・ほこり、髪の毛に付着しているスタイリング剤を、ぬるま湯(36度~38度ぐらい)で1~2分かけて洗い流します。
こうすることで、後につけるシャンプーで泡立ちが良くなります。
STEP.3 泡立ててから髪につける
シャンプーを手に取ったら、手のひらで泡立ててから頭皮につけて髪を洗います。
シャンプーは泡で汚れを落としていくので、泡立ちが大切。
シャンプーをするときには泡で髪の毛全体を包み込みながら、指の腹でマッサージするように優しくもみほぐします。
STEP.4 頭皮のシャンプーは丁寧に洗い流す
髪や地肌についたシャンプーを、時間をかけてていねいに洗い流します(2~5分程度)。
もしも頭皮にシャンプーが残ってしまった場合は、フケやかゆみの原因に。いつもより1分長くシャワーをするイメージで時間をかけて洗い流してください。
シャンプーにかける時間の目安は下記の通りです。
- 予洗い(2~3分)
- シャンプー洗い(1~2分)
- すすぎ(5分)
まとめ
シリコン=悪ではなく、ノンシリコンシャンプーとシリコンシャンプーはそれぞれにメリットがあり、自分の髪質やなりたいヘアスタイルにあわせて選ぶのがおすすめです。
ノンシリコンシャンプーがおすすめなのはこんな方
- サラッとした軽い仕上がりが好き。
- 髪にボリュームが欲しい方・ペタンコになりやすい方。
- 自然派・オーガニックコスメが好き。
シリコンシャンプーがおすすめなのはこんな方
- ツヤがある、まとまりのある仕上がりが好き。
- 髪の毛の分量が多い方・広がりやすい方。
- ダメージヘアに悩んでいる方。
- 髪の毛の摩擦やドライヤーの熱から髪を保護したい。
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